Fig. 01: 現場検証および侵入経路の視覚的記録
被害の状況・発生していた問題
防除・封鎖の施工工程
換気口は建物の呼吸を司る重要な箇所であり、安易に塞げば内部の結露やカビの原因となります。また、下屋根に堆積したフンは単なる汚れではなく、細菌やアレルギー物質の温床。目に見える被害以上に、住まいの衛生環境が脅かされている状態でした。
衛生環境の再生:フン清掃とプロ仕様の殺菌・消毒
施工の第一段階として、下屋根に溜まっていたコウモリのフンを丁寧に清掃・除去しました。野生動物の排泄物には未知の病原菌が含まれている可能性があるため、慎重な作業が求められます。
清掃後は、汚染箇所に対して高濃度の消毒・殺菌処理を敢行。悪臭の元を絶つと同時に、乾燥したフンの粉塵による健康被害のリスクを根底から排除し、家族が安心して窓を開けられる清潔な環境を復元しました。
建築的解決:パンチングメタル封鎖と忌避剤の「二段構え」
再侵入を完全に断つため、換気口に網目の細かいパンチングメタルを設置しました。金属製で耐久性が高く、コウモリの鋭い歯や爪でも突破できません。通気性を確保しつつ物理的に遮断する、建築知識に基づいた合理的な解決策です。
さらに、パンチングメタル周辺や軒天、止まり木となりやすい外壁部分には、専用の忌避剤ジェルを塗布。物理的封鎖と「感覚的忌避」を組み合わせることで、再飛来を許さない強固な防衛線を構築しました。
「2cmの隙間は、コウモリにとっての招待状である」。
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