「床下からガリガリと何かをかじる音がする」——昔ながらの布基礎(土が剥き出しの基礎)の住宅において、その音の正体は獰猛なドブネズミである可能性が極めて高いです。
1. コンクリート格子の「経年劣化」という致命傷
築30年以上の住宅の多くには、床下の通気を取るために長方形の「床下換気口」が設けられ、コンクリートや鋳鉄製の格子がはめ込まれています。しかし、長年の地震や車の振動でヒビが入り、一部が欠け落ちているケースが散見されます。この「たった一つの欠損」が、床下防衛の致命傷となります。
2. 獰猛なドブネズミの強行突破
下水や湿った場所を好む大型のドブネズミは、クマネズミのような身軽さはないものの、高いパワーと噛む力を持っています。彼らは換気口のわずかな割れ目を見つけると、自らの牙で周囲の脆くなったコンクリートをさらに削り落とし、侵入可能なサイズにまで穴を押し広げます。
3. 建築士が提唱する「後付けステンレス防鼠網」
ドブネズミが床下に定着すると、基礎の土を掘り起こして巣を作り、最悪の場合は地盤沈下やシロアリ被害を誘発します。百科事典が推奨するのは、劣化した既存の換気口を撤去、または上から覆う形で「強固なステンレス製の防鼠パネル」をアンカービスで基礎に直接打ち込む物理的封鎖です。
【建築士の視点】
換気口を塞ぐ際、素人判断でモルタルで完全に埋めてしまうと床下の換気が止まり、木材の腐朽(土台の腐り)を一気に早めます。空気を通しつつ、ネズミの強靭な歯を跳ね返す「パンチングメタル」などの専用建材の選定が、建物の寿命を左右します。
換気口を塞ぐ際、素人判断でモルタルで完全に埋めてしまうと床下の換気が止まり、木材の腐朽(土台の腐り)を一気に早めます。空気を通しつつ、ネズミの強靭な歯を跳ね返す「パンチングメタル」などの専用建材の選定が、建物の寿命を左右します。