「我が家はコンクリートで覆われたベタ基礎だから、床下から動物は入らない」——これは大きな誤解です。現代住宅のシロアリ対策として標準化された工法の中にこそ、小型ネズミに対する致命的な「死角」が存在します。
1. 通気を担保する「20ミリの隙間」
現代の住宅は、基礎コンクリートと土台(木材)の間に「基礎パッキン」という樹脂製のスペーサーを挟み、床下全周の風通しを良くする工法が主流です。このパッキンの厚みは約20mm。水切り板金で覆われて直接は見えませんが、下から覗き込むと、外と床下がはっきりと繋がっているのがわかります。
2. 頭蓋骨が通れば侵入できるハツカネズミ
床下をうろつくハツカネズミは、体長わずか6〜10cm。彼らは「1円玉程度の隙間(約1.5cm)」があれば、頭の骨をねじ込んで全身を潜り込ませることが可能です。コーナーの交差部など、水切り板金の処理が甘い隙間を見つけると、いとも簡単に床下という安全地帯へ侵入します。
3. 建築士が提唱する「通気と防鼠の両立」
床下への侵入を防ごうと、隙間をモルタルやテープで完全に塞いでしまうのは「絶対にNG」です。床下の換気が止まり、土台が腐ってシロアリを呼ぶ原因になります。百科事典が推奨するのは、通気を妨げない「ステンレス製防鼠材(パンチングメタルや剣山状の部材)」を水切り内部に後付けする専門施工です。
【建築士の視点】
基礎パッキン工法の住宅において、床下の換気能力(有効開口面積)を落とさずに防鼠処理を行うには、建材の空気抵抗率を計算する必要があります。メーカーの住宅保証(シロアリ保証など)を無効にしないためにも、自己流で塞ぐのではなく、構造を理解したプロによる専用資材のインストールが必須です。
基礎パッキン工法の住宅において、床下の換気能力(有効開口面積)を落とさずに防鼠処理を行うには、建材の空気抵抗率を計算する必要があります。メーカーの住宅保証(シロアリ保証など)を無効にしないためにも、自己流で塞ぐのではなく、構造を理解したプロによる専用資材のインストールが必須です。